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苦手意識

  • 執筆者の写真: 氷雨
    氷雨
  • 2023年3月4日
  • 読了時間: 3分

ちょっとした愚痴
















絵の出来が安定しない

調子がいいときは2,3時間もあれば線画から色塗りまで終えてしまう

こういうときは、クオリティも悪くないことが多い

もちろん、自画自賛の域を出ないのだけれども……本業絵師じゃないからねぇ

若い頃は漫画家に憧れていたけれど、字書きに転向して正解だと思う

しかし、ある程度の自己肯定が成されていない作品というのは読者への冒涜である

自信過剰は見苦しいが、自分で「好きではない」作品を好きになれ・評価しろというのは何ともおそろしい話である


んで

調子が悪いとき

下描きだけで4時間とかかかる 線画もカクつく

そもそもいい顔に描けないというのがいちばんの問題で、次いでデッサンが狂っていたりする とにかく、納得の付けようがないものが量産される


思うに、筆者は引き出しが少ないのだろう

漫画家を目指していた頃、筆者は多くの漫画に触れていた

漫画というのは親御さんから否定的に見られがちだが、表情と言葉の結び付けによる語彙の習得などには、十分に機能するのである

何より、漫画を描く人間にとっては必須の工程だ

多くの作品に触れることで、展開やポーズを学ぶことが出来る

今の筆者は小説しか読まない おかげで語彙は増えたが、ポーズやコマわりに関しては全くの無知になってしまった

絵と向き合うにしても、漫画を読んでいたのは学生の頃だから、ブランクが大きい

結果、バストアップしか描けない

似たような構図・似たような表情と角度――これでは新しく描く意義が薄い


それでも一応は足掻いているらしいのが、自分用の画集からは窺えた

ポーズ集を買って真似したり、何枚も枚数をこなすことで、技術そのものに訴えかけている

それでも巧くない


今、描いている絵をネット上にアップするのは、読者の目を汚すのではないか?

真剣にそんなことを考えている


これは小説の書き始めにもあった

とにかく読む作品、すべてが天才の所業に思えた

文章の粒が輝いていて、それに対して自分は――と、卑屈になったりした

今はそうでもない

おれのぶんしょうはおれのしゅちょうとしそう・けいけんとちしきによってつくられているのだという自負がある

人前にお出ししても、まぁ目潰しにはなるまい

何より、筆者が筆者を否定したのでは、筆者の小説を「いいね」してくれる読者諸兄に申し訳が立たない

そんな無責任に作品を世に放り投げるような無法者にはなりたくないのである


今、絵に対して卑屈になっている

これが何年先に改善されるかはわからない 改善されないかもしれない

それでも絵は描くのである

巧い、下手は別として、筆者は絵が好きなので




 
 
 

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