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年末の空気は度し難い

  • 執筆者の写真: 氷雨
    氷雨
  • 2022年12月10日
  • 読了時間: 2分

誰も彼もが「私は忙しいんだ」とばかりのオーラをまとっている

実際のところ、彼らはそこまで多忙なわけではない 本当に忙しい人が一人ぐらいいて、そのオーラが伝播しているだけに過ぎないのである

筆者は平生はぼんやりとしたインコであるため、この波長がまったく合わない


困ったことに実家にも年末の波が押し寄せてきた

近いうちに本棚を撤去するという

仕方がないので、家に帰ったら本を避難させる必要が出てきた せっかくなので、この機会にまた手許に残す本を厳選しようか……ライトノベルの類はほとんど手放してしまった

思い出はあるのだが、何度も読み返した分、内容を把握してしまっている

逆に確実に残るのは学術書のたぐいで、主に中世ヨーロッパについて言及している書籍は今でも資料として現役だ

FEの世界観にも応用が利くし(あの世界はリアル中世よりも発展しているが)、自分で創作をする際にも頼れる存在である



資料も無しに話を書くというのはダークゾーンを歩いているような心細さがある

プロットが地図だとすれば、資料はマッピングの素材になるのだ

たとえば貴族の屋敷についての知識があれば、何気ない小道具として知識を紛れ込ませることが出来る ここで厄介なのは、盛り込みすぎて教科書のような有り様と化すことだが……この辺は作者のセンス次第だろう

知識がない場合、屋敷の内部について描写が出来ず、登場人物がどんな場所を歩いているのか想像できないという事態を招きかねない

まぁ、読者の多くはゲームやマンガ・アニメの中で中世を見ているので、それらの情報を元に想像を構築するのだろうが


筆者はなるべく書き手側から多くの情報を受け取った上で、ストレスなく読書をしたい方である

商業作家志願でもあったので、その頃に培ったこだわりもあるのだろう

いずれにしても、読み手として贅沢な分、書き手としても自分に向ける要望が多いのである

そんなわけだから、資料を元に舞台設定だったり、人物の描写だったりを考えていくことが多い そのくせ、気が付くとそれらの設定がすっぽりと抜け落ちて、雰囲気だけで文章を作ってしまっていることが多いという

困ったものだ



 
 
 

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